設定は AC Management Console で行います。まず電源制御グループを作成して、「電源装置」にUPSを追加、「制御端末」にUPSに接続されたサーバを追加します。
停止順序
UPSを右クリックして「登録情報編集」をクリックします。「電源異常確認時間」の時間待機した後にサーバがシャットダウンされていきます。また、各サーバの「登録情報編集」から「シャットダウン開始待ち合わせ時間」を設定することができます。UPSに接続されたサーバ単位でシャットダウン開始時刻をずらす場合に設定しますが、通常は「0Sec」です。
起動順序
起動順序はUPSの「登録情報編集」にある「Disk保護時間」で制御します。UPSは復電後、ここで指定された秒数は電源供給を行いません。名前のせいで分かりづらいですが、電源供給待機時間=Disk保護時間です。
Automatic Running Controller がうまく行かないときのアバウトな解決法
Automatic Running Controller は設定後に「設定の反映」と「制御端末、連動端末のサービス再起動」をする必要があります。が、サービスを再起動してもなぜか設定が反映されないことがあります。
こんなことがありました。
連動端末の「シャットダウン開始待ち合わせ時間」を変更し、設定の反映とサービス再起動を行った後にテストを実行しました。
テストしてみると設定が反映されていませんでした(摩訶不思議)。起動後にもう一度同じ環境で停電テストを行うと、設定が反映されました(摩訶不思議)。
こんなこともありました。
新規に追加した連動端末の状態が「——」から変化しません。その状態で停電テストを行いました。追加した連動端末はシャットダウンされずに強制停止しました…笑。
起動後に AC Management Console を確認すると状態が「通常運用中」になっていました(不思議)。次回以降からはきちんとシャット断されるようになりました。