共有フォルダのアクセス権について
VirtualBox上のLinuxにマウントした共有フォルダは特定ディストリビューションだとパーミッションが少し特殊になります。
user@localsv:~$ ls -l
total 0
drwxrwx--- 1 root vboxsf 0 Mar 19 11:49 example
上記のように、root/vboxsfの770というパーミッションになるので、一般ユーザだとアクセスできません。
特定ディストリビューションと述べたのは、同じマウント方法を行っても「Ubuntu Desktop」と「Ubuntu Server」ではパーミッションが異なるからです。
特定ディストリビューションというよりはGUIとCUIのGuest Additionsの違いかもしれませんが、それはさておきこのようにvboxsfグループがパーミッションを握ってしまうとパーミッションの変更は出来なくなります。
見ての通りパーミッションは770ですので、このままだとその他のユーザに対するアクセスを全て拒否してしまいます。
パーミッションの変更方法
共有フォルダのパーミッションは変更できないのですが、このようなパーミッションになってしまう原因はVirtualBoxの共有フォルダ設定で「自動マウント」を行っている為です。これは仕様です。
例えばUbuntu Serverでも手動でマウントを行ってしまえばパーミッションはroute/routeの777になります。
なので、VirtualBox上で動作しているLinuxの共有フォルダのマウントポイントのパーミッションの変更方法についての回答は「手動でマウントしてください」です。
手動でマウントする方法は以下に記載しています。
VirtualBoxでLinuxに共有フォルダを手動マウントする方法
一般ユーザで突きたいだけならグループ追加でOK
もしパーミッションを変更したい理由が「一般ユーザでアクセスしたい」だけであれば、vboxsfグループにそのユーザを追加するのが最もシンプルです。
sudo useradd ユーザ名 vboxsf