Guest Utilsのインストール
Ubuntu Serverに共有フォルダをマウントしたい場合、Guest Utilsをインストールする必要があります。以下のコマンドを実行してください。
sudo apt install virtualbox-guest-utils
手動でマウントする
VirtualBoxの共有フォルダは設定から「自動マウント」を選択して自動でLinuxにマウントするか、Linux上で手動マウントするかのどちらかで行います。
理由は後述しますが、Ubuntu Serverに関して言えば手動でマウントすることをお勧めするので、まずは共有フォルダを手動でマウントする方法をご紹介します。
といっても手動マウントの方法については以前まとめたので、それを参照してください。
VirtualBoxでLinuxに共有フォルダを手動マウントする方法
自動でマウントする
自動でマウントする方法ですが、下図のように設定画面で「自動マウント」と「永続化」にチェックを入れるだけです。
この際マウントポイントを省略すると/media配下に”sf_”という接頭辞を付けられてマウントされます。例えば「フォルダー名」をshareにした場合は「/media/sf_share」になります。
また、指定したマウントポイントが存在しない場合はディレクトリが自動で作られます。
このように自動マウントは便利なのですが、ある問題があります。
Ubuntu Serverだとパーミッションが特殊になる
Ubuntu Serverだと、というと少し語弊があるのかもしれませんが、少なくともUbuntu Serverではそうなります。
問題とはマウントポイントのパーミッションです。以下を見てください。
user@localsv:~$ ls -l
total 0
drwxrwx--- 1 root vboxsf 0 Mar 19 11:49 example
このように、root/vboxsfの770になっています。このパーミッションは変更できません。
この仕様は自動マウントに起因するらしく、なので先に手動マウントの方法を紹介したうえでお勧めしました。