Linux はコマンド履歴を逐次検索する「インクリメンタル検索(incremental search)」という機能を持っている。
コマンドライン上でCtrl + rを入力することでプロンプトが以下のような表記になる。
(reverse-i-search) ` ‘ :
その状態でキーを入力することで、逐次検索が開始される。主な操作方法は以下のとおり。
入力 | 内容 |
Ctrl + r | 1つ前の検索結果へ移動する |
Enter | 現在の検索結果を実行する |
Esc | 現在の検索結果を表示した状態でコマンドラインに戻る |
Ctrl + g | コマンドラインに戻る(検索結果を破棄) |
少し注意しなければならないのは、Enter を入力するとコマンドが即座に実行される点だ。コマンドを選択したうえで少しだけ内容を変更したい場合などは、Esc を使用する。
余談だが、コマンドの履歴を探す場合は↑と↓を使用することが多いと思うが、Ctrl + pとCtrl + nでも同じ操作が可能だ。矢印キーは若干離れた位置にあるため後者の入力の方が速い。