SanDisk の外付けSSD を購入したのでご紹介。
そもそもなぜ購入したかというと、VirtualBox で仮想マシンを動作させている際、どうしてもディスク速度がボトルネックになっていたから。
一般的に仮想化ではメモリが必要と言われることが多いが、それは業務用の仮想化における話で、個人レベルで仮想化を行う場合のボトルネックは9割がディスク I/O だ。(個人的感想)
私の PC はマウスコンピュータで購入した BTO PC で、SSD と HD を搭載しているが、SSD はシステムドライブ用で容量が少ないので HD に仮想ハードディスクを格納し、実行していた。
結果的に HD の処理速度ではディスク I/O が圧倒的に不足し、仮想マシンの同時起動は3台ほどが限界だった。
そこで、不足しているディスク速度を補うために SanDisk の 500GB SSD「SDSSDE60-500G-J25」を購入した。
今回は SDSSDE60-500G-J25 の紹介を行っていくわけだが、結論から言うと超スピードだった。
SanDisk 外付SSD 500GB エクストリーム ポータブル
Contents
SDSSDE60-500G-J25 の大きさ
何気に人生で初めて外付け SSD を購入したわけだが、その小ささと軽さに驚いた。
写真を撮るセンスが劇的になかったので分かり辛いが、大きさは最近のスマホより二回りほど小さい。薄さはスマホより少し厚い程度。
一番驚いたのがその軽さで、ほとんど重さが感じられなかった。体感的には USB メモリ2本分くらい。
SDSSDE60-500G-J25の性能
早速 SDSSDE60-500G-J25 の性能をチェックしていく。
なお、ディスク I/O のチェックツールは「CrystalDiskMark」を使用する。
CrystalDiskMark の見方
上図が CrystalDiskMark の画面だが、上から2番目の緑マーク「Seq」がシーケンシャルなディスク I/O を計測する。その下にある3つの緑マーク「4KiB~」はランダムアクセスのディスク I/O を計測するものだ。一番上の「ALL」をクリックすることで全ての計測を開始することができる。
比較対象として内蔵 HD と 外付け HD を計測
SDSSDE60-500G-J25 を計測する前に、比較対象として PC の内蔵 HD と 外付け HD を計測してみる。
まず、内蔵 HD の計測結果が下図だ。
次に外付け HD だが、PC に USB2.0 の端子と USB3.0 の端子があるので両方で計測した。
使用した HD は I-O DATA の「HDPX-UTA2.0S」。
シーケンシャルアクセスもランダムアクセスも、内蔵 HD に比べると大分見劣りする。また、USB2.0 と USB3.0 でほとんど変化が無かった。
SDSSDE60-500G-J25 のディスク I/O を計測
次に本命の SanDisk SDSSDE60-500G-J25 の計測を USB2.0 と USB3.0 で行った。
SanDisk 外付SSD 500GB エクストリーム ポータブル
滅茶苦茶早い。外付け HD で おおよそ 0.55 だったランダムアクセスが 外付け SSD だと おおよそ 100 になっている。単純計算で 200 倍だ。
また、USB2.0 と USB3.0 の違いが顕著に出た。もし PC に USB 2.0 しか搭載されていない場合は少し考えた方がいいかもしれない。
更に3倍高速なマウスコンピュータの内蔵 SSD
一応、PC のシステムドライブに使用されている 内蔵 SSD も計測してみた。下図がその時のものだ。
圧倒的に速い。正直、惰性と壊れにくさからマウスコンピュータで PC を購入することが多かったが、相当いいものを使ってくれているようだ。
購入時、「SSD にするか HD にするか」程度しか考えていなかったので、同じ SSD でもここまで違いが出るとは思っていなかった。
結論としては、「内蔵 SSD >>> 外付け SSD >>>>>>>>> 内蔵 HD >> 外付け HD」こんな感じ。
ただ、どの内蔵 SSD もここまでのスピードが出るのかはわからないので、もし「よくわからないけどディスク I/O を追い求めたい」という方はマウスコンピュータで購入することをお勧めする。